お中元をいただいたら、届いた報告と感謝の気持ちを相手に伝えましょう。なるべく早く伝えるのが大事ですが、その際上手く活用したいのが電話です。電話であれば届いたその日にすぐにお礼を伝えられます。
ただ、電話でどんなふうにお礼をすればいいのか迷う人も多いでしょう。こちらではお礼の電話で話す内容について相手別に紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
お中元のマナーでいえば、お礼の電話はいらないと考えても問題ありません。お中元をもらった時の最も丁寧なお礼の仕方はお礼状を送ることです。お礼状を送れば電話をする必要はありません。
ただ、お礼状はお中元が届いた当日に出したとしても1、2日相手に届くまでかかりますし、休日を挟んだり相手先が遠方だったりするとさらに日数がかかります。
そこで活用したいツールが電話です。電話なら早くお礼を伝えられます。そのため、お礼の電話をした上でお礼状を出すのが最も丁寧なお礼の仕方と言えるでしょう。
ちなみに電話のみでお礼を済ますことはあまり好ましくありません。仲の良い友人や近しい間柄の人以外にはお礼状もしくはメール等で改めてお礼をすることをおすすめします。
参考:お中元のお礼状の書き方!ビジネス・個人別の例文付き
お中元のお礼の電話で話す内容は、「電話で気を付けるマナー」+「お礼状のときに記載する内容」を意識します。
具体的には以下の項目を伝えるようにします。
(1)名前を名乗る
例:「〇〇と申します」
(2)相手を確認する
例:「〇〇様でしょうか?」
(3)挨拶+安否を確認する
例:「ご無沙汰しております。お元気ですか?」
(4)相手の都合を確認する
例:「今お時間よろしいですか?」
(5)お中元のお礼を言う
例:「お中元届きました。ありがとうございます」
(6)相手の健康を気遣う
例:「暑い日が続くので、お体お気遣いください」
(7)結びの挨拶をする
例:「皆様にもよろしくお伝えください。失礼します」
こちらの項目を順番に伝えれば失礼なく自然な電話の流れになります。相手との関係性により言葉遣いなどはアレンジして話してください。
電話は双方向のコミュニケーションなので相手の受け答えにより別の話が入ってきたりすることもありますが、この基本の部分さえしっかりと伝えられれば問題ありません。
電話が苦手な方は、雑談などに話が逸れてしまっても話を戻せるように上記の項目を見ながら電話をかけるのもよいでしょう。
お中元のお礼の電話内容について相手別に例文を紹介します。
取引先等から自分の会社宛にお中元が届いたときのお礼の電話です。
〇〇商事の〇〇と申します。〇〇様はいらっしゃいますか?
〇〇様、いつもお世話になっております。〇〇商事の〇〇です。今お時間よろしいですか?
お時間いただきありがとうございます。本日お中元の品が届きました。いつもお気遣いいただいてありがとうございます。早速部署の者たちで分け合いました。
毎日暑いので夏バテなどには気を付けてください。
お時間いただきまして失礼いたしました。今後ともよろしくお願いいたします。失礼いたします。
株式会社〇〇の〇〇と申します。いつもお世話になっております。〇〇様はご在席でしょうか?
〇〇様いつもお世話になっております。株式会社〇〇の〇〇です。今お話をしても大丈夫でしょうか?
お時間ありがとうございます。今日お中元が届きまして、お礼で電話いたしました。美味しそうな〇〇をいただきました。いつも気にかけていただいてありがとうございます。
今進めているプロジェクトも成功できるように誠心誠意努めさせていただきます。これからもよろしくお願いいたします。
〇〇様にもよろしくお伝えください。本当にいつもありがとうございます。それでは、失礼いたします。
実家や義実家の両親、兄弟姉妹などからお中元が届いたときのお礼の電話です。
東京の〇〇です。お義母さまですか?
先月お会いして以来ですね、お元気でいらっしゃいますか?
お元気そうで何よりです。今お話ししても大丈夫ですか?
先ほどお中元が届きました。美味しそうなお惣菜をありがとうございます。早速今日の食卓で使おうかと思っています。
まだ梅雨のジメジメした時期が続きますので、体には気を付けてくださいね。
お義父さまにもよろしくお伝えください。ありがとうございました。失礼します。
〇〇です。お姉ちゃん?
久しぶり。元気だった?
良かった。今大丈夫?
昨日お中元が届いたよ。昨日受け取った時間が遅かったから今日電話しちゃった。子ども達も喜びそうなお菓子だから、おやつの時間に使うね。ありがとう。
毎日暑いから熱中症には気を付けてね。
〇〇さんにもよろしくね。お盆とかに会えたらいいね。また連絡するね。
親戚からお中元が届いたときのお礼の電話です。
〇〇と申しますが、〇〇さんのお宅でしょうか?
ご無沙汰しております。横浜の〇〇です。お元気でしたか?
お変わりないようで何よりです。今お時間大丈夫ですか?
お中元が届きました。立派なものを贈っていただいて、ありがとうございます。ありがたく家族みんなで食べようと思います。
気温が高い日が続いていますのでくれぐれもご自愛ください。
元気にお過ごしください。それでは、失礼します。
〇〇です。叔父さんですか?
この間はお世話になりました。あれからお変わりないですか?
良かったです。今お忙しいですか?
お中元が今日届きました。毎年ありがとうございます。家族みんなお中元の果物を楽しみにしています。今晩のデザートに早速いただく予定です。
熱中症のニュースも増えてきたので、叔父さんも水分をしっかりとって、体を大事にしてくださいね。
またお盆に子供たちとそちらへ行くので連絡しますね。取り急ぎお礼の電話をさせてもらいました。では失礼します。
お中元を贈った相手からお礼の電話が来た場合に備えて、会話では上記の流れになることを想定しておくとよいでしょう。
電話が来たら、わざわざお礼の電話をくれたことに対しての感謝の言葉を伝えることを忘れないようにしましょう。また、贈った品物の話になった時になぜその品物を選んだのかを話せるとより印象が良くなります。
以下の例文を参考に電話をもらったときの返事を準備しておきましょう。
はい、〇〇です。
こちらは変わりなく過ごしていますよ。無事に届いて良かったです。お忙しいところお電話してくださってありがとうございます。喜んでいただけて何よりです。
〇〇さんこそお体に気を付けてくださいね。失礼いたします。
はい、〇〇です。
お礼の電話をいただき、ありがとうございます。小さいお子さんも一緒に召し上がっていただけるかと思い、◯◯を選びました。喜んでいただけて良かったです。
〇〇さんもご自愛くださいね。また近々会いましょうね。それでは失礼いたします。
お中元のお礼の電話をした時に留守電だった場合は、以下の3つのポイントを手短に話します。
(1)名乗る
(2)お礼を述べる
(3)またかけ直す旨を入れる
具体例としては以下のような内容がいいでしょう。
「〇〇です。お中元が届いたのでお礼でお電話いたしました。また改めます。」
「〇〇と申します。お中元が届きました。ありがとうございます。またお電話いたします。」
電話はお中元のお礼としては略式のため、留守電のみでお礼を済ますのはマナー違反です。もし留守電になってしまった場合はまたかけ直すことを伝え、時間帯を改めて電話をかけましょう。
かけ直すことと並行してお礼状の準備をすすめましょう。何度もかけ直して相手が出ない場合でも、お礼状が相手に届けば正式なお礼を済ますことができます。
お礼の留守電に気付いたら、早めに電話を折り返しましょう。
「留守電をうかがいました。わざわざお礼のお電話をいただいてありがとうございます。」
「お電話ありがとうございました。お中元が無事に届いたようで良かったです。」
といった内容から話し始めるとスムーズです。
相手は届いた報告があなたに伝わっているか不安に思っています。不安を取り除いてあげるためにも、早めにお礼の電話は折り返しましょう。
お中元のお礼を電話ですることは略式ですが、届いた旨とお礼の気持ちを早く相手に伝えられるので上手く活用しましょう。
その際、挨拶や相手への気遣いを意識することを忘れないようにします。どんな言葉をかければ良いか迷ったら今回紹介した例文を参考にしてみてください。
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