お中元のお返しは不要?マナーや金額・時期はいつまで?

お中元のお返しは不要?マナーや金額・時期はいつまで?

お中元をいただいた時に、お返しが必要か迷った経験はありませんか?お中元のお返しを考える上で大事なポイントは相手の気持ちに対する感謝をどう伝えるかです。

こちらの記事では、お中元をいただいたらお返しはどうすればいいのか、時期やマナーはどうすればいいのかをお伝えします。

お中元のお返しは不要?必要?

お中元のお返しは必ずしも必要なわけではありませんが、最近ではお返しに贈り物をすることが一般的になっています。また、感謝の気持ちとしてお礼状を送るのもいいでしょう。

一般的にお中元とは夏の暑い時期に相手を労うものとして贈られます。お中元のやりとりは交流や親睦を深めたい気持ちの表れでもあります。

お返しを贈る場合はお返しとしての意味合いではなく、お中元を「贈り合う」イメージで品物を贈るとよいでしょう。また、場合によっては金額を下げるなど相手に気を遣わせない配慮が必要です。

お中元のお返しを贈る時期はいつまで?

お中元のお返しを贈る時期はいつまで?

お中元のお返しを贈る場合、お礼状は3日程度、品物を贈る場合はお礼状から1週間程度の期間を空けて送るといいでしょう。

ただし、地域によってはお返しの時期が遅くなるとお中元としては不自然に思われてしまうケースがあります。その場合は暑中御見舞や残暑御見舞として贈るのが一般的です。

ではいつの時期はお中元として贈らないほうがいいのでしょうか?目安として相手先のお盆の時期を参考にしましょう。

お盆を旧暦の8月15日とする地域では、8月15日まではお中元として贈って問題ありません。

お中元のお返しのお礼状の書き方

お中元のお返しにお礼状を送る場合、以下のような文章で送ります。ビジネスなどで使えるかしこまった文例です。


拝啓

時下ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。
平素は格別のお引き立てを賜り、厚く御礼申し上げます。
このたびは心のこもったお中元の御品を頂戴いたしまして、誠にありがとうございました。
厳しい暑さが続きますので、くれぐれもご自愛くださいませ。
略儀ながら書中をもって御礼申し上げます。

敬具

相手が親しい間柄であれば少しくだけた文章でも構いませんが、ビジネスでかかわる相手の場合、丁寧な文章を心がけます。書き方や送り方にはマナーがありますので、以下の点に注意して送りましょう。

便箋に手書きで書く

特にビジネスでかかわる相手に送る場合は封書にして手書きで送ると丁寧な印象になります。
また、縦書きのほうが一般的です。

お中元が届いたらすぐに送る

返事がないと相手は届いたかどうかを不安に思います。お中元が届いたら3日程度、遅くとも1週間以内には送るようにします。

頭語・結語を付ける

「拝啓・敬具」「謹啓・謹白」といった手紙の最初と最後に添える頭語・結語を書きます。
頭語結語はセットのため、間違った組み合わせを使わないように気を付けましょう。

参考:お中元のお礼状で書く内容と書き方!ビジネス・個人別の例文付き

お中元のお返しの品物選びと金額

お中元のお返しの品物を何にすればいいのか迷うことが多いと思いますが、これから説明する選び方を参考にしてください。

まず金額ですが、お中元を贈り合う意識で選ぶ場合、同等の金額か、相手をたてて少し下げて贈ります。お返しとして選ぶ場合は、相手に気を遣わせないように半額程度の金額にするのが一般的です。

品物は一般的に夏に飲みたくなるビールなどのアルコールや野菜ジュースなどの飲料、涼しげな印象のゼリーなどのお菓子類が多く選ばれますが、相手を思うものであれば食品でなくても問題ありません。

相手が普段どういった生活をしているのか想像してみましょう。

小さなお子様がいる家庭ならビールだけでなくジュースも一緒になったセットにしてみたり、一人暮らしの方なら小分けパックで温めてすぐ食べられるものにしたりといった選び方が考えられます。大事なことは相手のことを思って選ぶことです。

そういった意味で、お返しに商品券を選ぶのはあまりおすすめしません。どうしても選べないのであれば、送られた相手が商品を選べる、カタログギフトという選択肢もあります。

お中元のお返しののしの書き方

お中元のお返しののしの書き方

お中元のお返しののしは「お中元」として返して問題ありません。ただし、贈る時期や相手との関係性によってはのしの表書きを変更する必要があります。

これから説明する表書きの場合別の意味を参考にしてください。

「お中元」

品物を贈り合うという意味合いにしたい場合はお中元の表書きにします。「翌年以降もお中元のやりとりをしたいです」という気持ちのあらわれにもなります。

「暑中御見舞」「残暑御見舞」

お中元の意味合いに近い、季節の挨拶として添えられる表書きです。東京などのお盆が7月のところでは7月中旬を過ぎるとお中元ののしでは違和感を与えてしまうことがあります。

その場合、立秋より前の時期は「暑中御見舞」、立秋以降は「残暑御見舞」として贈るほうが無難です。

「御礼」

お中元をいただいたことに対して感謝の気持ちをあらわす表書きです。「お中元」「暑中御見舞」に比べると少しかたい印象を受けます。

そのため、感謝の気持ちは伝えつつ「来年以降はお中元のやりとりは不要です」という場合につけることがあります。

義理の親や親戚からのお中元のお返しは?

義理の親や親戚からお中元が届いた場合、お返しをするのが一般的です。世間的にも親族間のお中元のやりとりは多く見られます。金額は同等か、相手をたてて少し下げて贈ります。

義理の親や親戚からお中元が届いた場合、早いうちに感謝の電話をするか手紙を送るようにしましょう。相手は「そろそろ届くころなのに、何の連絡もない」と不安になります。その上でお返しの品物を贈りましょう。

さらに言えば、来年以降はお返しの形にならないように、時期になったらお中元をこちらから送るほうが無難です。

会社にお中元が届いたときのお返しは?

会社にお中元が届いたときにお返しを贈るかどうかは、会社同士の関係性や自分の会社のルールにもよります。

会社の得意先や、お世話になっている方であればお返しをするのがいいでしょう。また、会社で何かしらのルールを設けているところもあります。上司に報告して情報を共有するようにしましょう。

自分が喪中のときのお中元のお返しは?

お中元は季節の挨拶や日頃の感謝や健康への気遣いのために贈るものであり、お祝い事には含まれないため喪中でもやりとりをして問題ありません。

しかし、不幸があったばかりでお中元のお返しにまで気が回らないこともあるかと思います。

その場合は自分の気持ちが落ち着いてから「残暑御見舞」や「御礼」などでお返しを送ってもよいでしょう。あなたを労ってのお中元ですから、相手もわかってくれるはずです。

相手が喪中だと知らずにお中元を贈ってくださった上でお返しが遅れた場合は、喪中の旨を一筆添えても問題ないでしょう。

参考:喪中のお中元の贈り方と選び方

感謝の気持ちが大切

お中元は暑い時期に相手を気遣う意味で生まれた日本の文化です。お中元をいただいたときにはお返しの品物を贈る場合でも贈らない場合でも、相手の気遣いに感謝する気持ちをあらわすことが大事です。 失礼のないように「ありがとう」の気持ちを相手に伝えるようにしましょう。

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