日頃お世話になっている方に感謝の気持ちを込めて贈るお歳暮。お菓子やビール・ジュースなど定番のものを贈るのが無難ですが、ありきたりな印象になってしまいがちです。
こちらの記事ではお歳暮の人気ジャンルをおさえつつ、相手に気に入ってもらえるようなセンスのいいお歳暮の選び方を紹介しますのでぜひ参考にしてください。
センスのいいお歳暮の選び方
1. ジャンルを決める
センスのいいお歳暮を贈るときでも、お菓子や惣菜という定番のジャンルを選ぶようにしましょう。人と違うものを贈ろうとして、日常で使いづらいものを贈ってしまっては相手に負担を与えることになってしまいます。
定番のジャンルを後で紹介していますので、その中から、相手の家族構成や人数、好みなどを考えて何を贈るか決めていきましょう。
2. 予算を決める
一般的なお歳暮の相場金額は1人あたり3,000〜5,000円程度です。予算もそのあたりの金額がいいでしょう。お歳暮向け商品はこのあたりが主な価格帯で種類が豊富なので、選択肢が広がります。
また、特に親密な人やお世話になっていると感じる人には10,000円程度のものを選んでもよいでしょう。
3. 見た目がおしゃれなものを選ぶ
お歳暮を開けたときに喜んでもらえるような、パッケージがおしゃれな商品を選びましょう。最近はSNSの普及で写真映えするものが好まれる傾向が強くなりました。
どんな見た目がおしゃれかわからないという方は、色彩を意識して選びましょう。色鮮やかな見た目のギフトは開けたときの感動が大きくなります。
4. 気遣いの感じられるものを選ぶ
見た目以上に大事なのが相手のことを思って選ぶということです。
「家族みんなで楽しめる、バラエティに富んだお菓子」
「献立を考えなくて済む、お鍋セット」
「一人暮らしで忙しい方だから、温めるだけで食べられる惣菜セット」
相手の家族構成やライフスタイルを考えて選ぶと、相手は「わかってくれてる」と感じてあなたの印象がグッと上がります。
贈ったお歳暮がどう使われるかをイメージして選ぶようにしましょう。
センスのいい・おしゃれなお歳暮40選
西武・そごうe.デパートで人気のジャンルからおしゃれなお歳暮を紹介します。
1. 洋菓子
デパ地下などで見かける定番のブランドから、知る人ぞ知る人気上昇中のブランドなど、同じジャンルでも色々な選択肢があるのが魅力です。
小分けに包装されているクッキーやラングドシャ、フィナンシェ、マドレーヌなどは配りやすいのでお歳暮で特に人気です。子どものおやつとして家庭にも喜ばれます。
最近は見た目にも可愛い洋菓子が増えてきました。パッケージが可愛くて、開けても可愛いお菓子は特に女性に喜ばれます。
2. 惣菜
有名店の惣菜や、漬物やのりなどの定番の惣菜はとても人気があります。近年は見た目にも色鮮やかなお茶漬けセットや、様々なジャンルの惣菜が一人前ずつパックされたセットなども人気です。
セットの中の種類が豊富なので「今日は何を食べよう?」と選ぶ楽しみがあり、一人暮らしの方や料理が億劫になってきてしまった年配の方に大変喜ばれます。
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赤坂 松葉屋 冬の季(とき)結び
5,000円(税込5,400円)
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柿安本店 料亭しぐれ煮詰合せ
5,000円(税込5,400円)
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551蓬莱 冬の豚まんセット
5,418円(税込5,851円)
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山本海苔店 極上のり詰合せ
10,000円(税込10,800円)
3. ハム・精肉
長期保存ができて、高級なイメージのあるハムはお歳暮の定番ジャンルです。食卓のメインとして使えるので、家族のいる方に特に喜ばれます。人数の多い家庭にはバラエティセットがおすすめです。
精肉は特別感があり食卓が華やかになるので、とても喜ばれます。賞味期限が短いため、事前に品物を贈る旨を相手に伝えると親切です。
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マイスター山野井 炭焼きみそ漬け焼豚と合鴨セット
5,000円(税込5,400円)
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肉匠もりやす 松阪牛すき焼用
10,000円(税込10,800円)
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滋賀 大吉商店 近江牛ひと口ステーキ用二種盛
10,000円(税込10,800円)
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ブッツ・デリカテッセン ミートデリ詰合せ
5,000円(税込5,400円)
4. ビール
大手メーカーの定番のビールギフトはお歳暮の大人気商品です。定番商品以外には、色々な種類のビールを詰め合わせたギフトセットや限定商品などもあるので、チェックしてみてください。
お正月に家族や親族、友人などで集まったときにみんなで楽しめる贈り物です。
5. 和菓子
和菓子は旬の食材を使ったお菓子が洋菓子より多いのが特徴のひとつです。繊細で綺麗なつくりのものが多いので見た目にも楽しんでもらえます。
定番の和菓子のかりんとうやあられなども、近年は味や見た目が多様になってきています。
お歳暮のジャンルとして定番の和菓子ですが、既存のイメージにとらわれないお菓子が増えてきているので人とは違ったギフトが見つかるはずです。
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桂新堂 冬のえび物語
5,000円(税込5,400円)
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森八 加賀の華2号
4,000円(税込4,320円)
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赤坂柿山 ななこ
5,000円(税込5,400円)
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あられとよす お八つアソート
5,000円(税込5,400円)
6. 魚介類
出してすぐ食べられるものが多い魚介類のギフトは、惣菜の小分けパック同様、一人暮らしの方や年配の方へのギフトにおすすめです。いつもお酒ばかり贈ってしまう相手に、酒の肴としての観点で贈ってみてはいかがですか。
魚の漬物、めんたいこ、スモークサーモン、いくらなどが人気です。また、数の子はおせちにも使えるので、おせちを自分で作る家庭にはとても助かるギフトです。
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中村屋 スモークサーモンスライス
3,300円(税込3,564円)
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王子サーモン 北海道産いくら醤油漬け
4,600円(税込4,968円)
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新潟 加島屋 瓶詰(中)2本セット
5,600円(税込6,048円)
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北海道産 銀聖切身
5,000円(税込5,400円)
7. コーヒー・紅茶
コーヒーはスティックタイプ、ドリップコーヒー、豆、粉など種類があります。会社宛に贈るのであれば配りやすくお手軽なスティックタイプがおすすめです。コーヒーのこだわりが強い方へは一番香りが長期間楽しめる豆の状態で贈ります。
紅茶のギフトはパッケージがオシャレで可愛いものが多く、女性へのお歳暮に向いています。家事で忙しくしている方に贈れば、「これで一息ついてね」という思いが伝わるでしょう。
8. ジュース・飲料
ジュースは年代を問わず贈りやすいギフトです。無難なお歳暮のイメージがあるジュースですが、最近は健康志向の方向けの無添加ジュースなども多くなりました。普段から食べ物に気を遣っている方へのギフトとしてもおすすめです。
子どもがいる家庭には紙パックのもの、高級感を出したければ瓶のジュースギフトがよいでしょう。会社向けには缶のギフトが配りやすく相手は助かります。
9. フルーツ
フルーツは最も季節感を感じられるギフトです。お歳暮向きの果物はみかんやリンゴ、柿やぶどうなどがあります。四季を感じられる日本人らしいギフトと言えます。
こだわりを出したいのであれば、品種や産地にこだわってみましょう。ぶどうであればシャインマスカットや巨峰、みかんであれば温州みかんが人気の品種です。相手の出身地がわかっていれば、相手の地元の県の果物を贈るというのも粋です。
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青森産 森山さんの蜜入りサンふじ
5,000円(税込5,400円)
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熊本産 マスクメロン&愛媛産 みかん
5,000円(税込5,400円)
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静岡産 クラウンマスクメロン
9,000円(税込9,720円)
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山形産 スイート ラ・フランス 5Lサイズ
5,000円(税込5,400円)
10. 鍋
近年は具材やスープがセットになった鍋セットのギフトが人気を上げています。それがあるだけで1食分が完成するので、毎日献立を考えなければならない方に大変喜ばれます。
人気の海の幸の鍋セットなら、季節感の演出もできます。一人前のセットもあるので、一人暮らしの方へのお歳暮としてもおすすめです。
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国産あい鴨 京鴨 しゃぶしゃぶセット
5,500円(税込5,940円)
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山形 米沢牛黄木 金剛閣の米沢牛すき焼鍋
10,000円(税込10,800円)
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みもすそ川別館 ふくちり鍋セット
5,000円(税込5,400円)
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北のよりどり小鍋
5,000円(税込5,400円)
1. 配りやすい
会社・取引先の場合、お歳暮を一人で持って帰ることはあまりありません。同じ部署の人たちに配ることが多いので、配りやすさは重要になります。
具体的には小分け包装になっている洋菓子やコーヒー、ジュースなど。その場で食べるか持って帰りやすいものを選ぶのは会社・取引先へのお歳暮選びで忘れてはいけないポイントです。
2. 保存がしやすい
テレワークや出張で、同じ部署の人でも長くオフィスにいないケースがあります。また、デスクの引き出しに入れてしばらく取り出されないこともあります。
そのような場合、保存しやすく日持ちのするものであれば、タイミングの合うときに賞味期限を気にせず食べられます。
3. 男女ともに喜ばれる
渡す相手が男性だったとしても、会社で同僚の女性などにも配られます。そのときに喜ばれるものがいいでしょう。渡す相手が話題の商品について詳しくなくても、同僚の方が気づくこともあります。
また最近はパッケージや見た目がおしゃれで目を引くギフトが増えました。見た目がおしゃれなギフトは「このお歳暮どこの方がくれたの?」なんて喜んでもらえるでしょう。
お歳暮を贈る時期
お歳暮を贈る時期は一般的には11月下旬から12月初めに届くように贈ります。
近年はお歳暮を贈る時期が早まり、11月から準備を行う方が増えています。
なお、12月25日以降は帰省や正月の準備で慌ただしくなるのでお歳暮を贈る時期としてはあまり好ましくありません。
届くのが12月25日を過ぎるようなら年明けに「お年賀」か「寒中御見舞」として贈るようにしましょう。
お歳暮の渡し方
お歳暮は手渡しするのが正式な渡し方です。しかし、配送で贈るケースも多いでしょう。どちらの場合でも失礼なく渡せるように、それぞれの渡し方を説明します。
配送の場合
配送の際に破けないように、包装紙の内側にかける「内のし」にして贈ります。
最近は、エコの観点から包装等に使う紙を削減するため「簡易包装」が採用されているところが多くなっています。そういったケースは、それぞれの依頼先の方式に任せても心配ありません。
手渡しの場合
手渡しの場合は風呂敷で持参するのが正式とされていますが、紙袋でも問題ありません。
のしは包装紙の外側にかける「外のし」がよいでしょう。包装を開けずにただの手土産ではなくお歳暮だと相手にわかってもらえます。
応接室などに通されたタイミングで風呂敷や紙袋から出し、のしの破れや間違いなどがないか確認してから、相手のほうに品物を向けて渡します。
出先や玄関先など、取り出して渡すのが難しい場合は「紙袋のまま失礼します」などと一言添えてから手提げの状態で渡してもよいでしょう。
お歳暮を渡す時の注意点
1. のしを間違えない
年内にお歳暮を渡す場合はのしの表書き(上段)は「御歳暮」とします。
そして名入れ(下段)には贈り主の名前を書きます。まれに名入れを相手の名前にする方がいますが、これはNGです。なお、名入れは省略してしまってもお歳暮の場合は問題ありません。
2. 渡す際の挨拶に気をつける
渡す際には一言挨拶の言葉を添えてお渡ししましょう。1年の感謝の気持ちや、品物について簡潔に言えるとスマートです。具体的には
「心ばかりのものですが皆様で召し上がってください」
「今年もお世話になりました、地元で評判のお菓子ですのでどうぞお納めください。」
といったような言葉を添えてお渡しします。「つまらないものですが」という表現はあまり好まれないため使わないのが無難です。
3. 突然訪問しない
直接お渡しする場合、突然訪問しないように気を付けましょう。必ず電話などで相手の都合を聞いてから訪問します。
配送で贈る場合も、いきなりお歳暮の品物が届くと驚かれるかもしれません。初めてお歳暮を贈る場合などは、事前にお歳暮を贈った旨を知らせると丁寧です。
12月は何かと慌ただしい時期です。相手の生活の邪魔にならないように、気持ちよくお歳暮を受け取ってもらいましょう。
おしゃれで気遣いのある一品を
1年の締めくくりの挨拶ですから、センスがいいと思ってくれるお歳暮を贈りたいものですね。そのためには相手の好みやライフスタイルを考え、気遣いのある品物選びが重要です。
こちらの記事をギフト選びのヒントにして、気に入ってもらえるお歳暮を贈りましょう。
※ご優待対象商品の表示価格は割引前の通常価格となっております。