パーソナルカラーとは?わからない人の簡単な見分け方は?


工藤 亜記(ビューティーカラーコンサルタント)
フェミニンスタイル株式会社代表取締役。一般社団法人メイクカラーアナリスト®アカデミー代表理事。20年来、大人気のカリスマカラーアナリスト。オリジナルの カラー診断メソッドを確立しパーソナルカラー診断を通して、今までに何万人もの女性たちから支持され綺麗に変身させてきた実績を持つ。
パーソナルカラーをチェック
Q1. 肌の色合いの特徴は?
A:黄みがかった明るめのアイボリー肌
B:赤みを含んだピンク肌
C:黄みがかった小麦肌
D:青みがかった色白肌または赤みの強い色黒肌
Q2. 似合う色は?
A:明るい澄んだ色
B:やわらかいパステル系の色
C:落ち着いたシックな色
D:濃い鮮やかな原色系の色
Q3. 苦手な色は?
A:黒やグレーなどの暗い色
B:茶系やベージュ系の色
C:ピンクやパステル系の色
D:キャメルやオレンジ色
Q4. 似合うアクセサリーは?
A:明るいゴールドやライトストーン
B:パールやピンクゴールド
C:濃いゴールドやブロンズ
D:シルバーやプラチナ
Q5. 似合うと言われる髪の色は?
A:明るい色やハイトーン
B:ピンクベージュ・明るいアッシュやグレー
C:深みのあるブラウンやベージュ
D:黒色・濃い青色やグレー
各アルファベットとパーソナルカラーの組み合わせは以下になります。
A:スプリング
B:サマー
C:オータム
D:ウィンター
パーソナルカラーとは?
調和する色すなわち似合う色を身につけると肌がきれいに見えたり、明るくいきいきとした印象に見えたり、その人の魅力を引き出すことができます。
反対に似合わない色を身につけると、不健康に見えたり顔色がくすんでみえたりしてしまいます。
パーソナルカラーは似合う1色を見つけるのではなく、その人に合う色の特徴を探します。
色相(アンダートーン)・明度(色の明るさ)・彩度(色の鮮やかさ)・清濁(色に濁りがあるか)の4つの特徴に合わせて定められた、4つの基本タイプの中からその人に似合うものを見つけましょう。
パーソナルカラーの基本4タイプと特徴
基本の4タイプそれぞれの特徴・似合う色やメイクを紹介します。
スプリング(イエローアンダートーン)

黄みのあるくすみのない明るい肌で、明るくいきいきとした親しみやすい印象です。
肌にはツヤと透明感があり、頬にはあたたかみのあるオレンジ系の血色を感じられます。白い肌をしている人が多く、目や髪の色も明るめです。
黄みのある春に咲く花のような明るく澄んだ色やビタミンカラーがよく似合います。明るい色を身につけても色が目立ちすぎることがないのが、スプリングの人の特徴です。
ベーシックカラーでは透明感のあるベージュや明るいブラウンを選ぶと、明るくかわいらしい印象を活かすことができます。
<似合うメイク>
メイクも明るい印象を活かした、フレッシュでかわいらしいテイストがよく似合います。透明感のあるツヤ肌を活かしたベースに、コーラルピンクや明るいオレンジなど黄みを感じる色のチークやリップが映えます。
アイメイクは明るめのブラウンのほか、コーラル・オレンジ・ターコイズブルーなどクリアで明るい色をポイントで使うのもおすすめです。青みの強い色や暗い色は顔色が悪く見えたり、シミやくすみが目立ったりするので注意しましょう。
サマー(ブルーアンダートーン)

黄みの少ない少し青白い肌で、ソフトでやさしい印象です。肌はうすく透明感があり、頬は黄みの少ない赤みを帯びた色をしています。極端に色白・色黒の人は少なく、目や髪もソフトなブラックです。
さわやかで涼しげな、ソフトな色がよく似合います。淡い色でも寂しくならず、サマーらしいエレガントな印象になるのが特徴です。
ベーシックカラーは青みのあるグレーやネイビーを選ぶと、ソフトでクールなサマーらしい装いになります。
<似合うメイク>
メイクもソフトな印象を活かし、コントラストの激しすぎないトーンでまとめるのがおすすめです。透明感のある肌を活かし、ブルー系のピンクのチークで血色感をプラスしましょう。
アイメイクは青みのあるブラウンやグレーでまとめ、青みピンクやストロベリーレッドのリップを合わせると良く似合います。黄みの強い色や濃い色は顔がくすんだり、クマが目立ってしまったりするので注意しましょう。
オータム(イエローアンダートーン)

黄みがかったベージュの肌で、シックで都会的な印象です。肌は象牙のような少しマットな質感があり、頬に赤みはあまり感じられません。目や髪はダークブラウンです。
深みのあるこっくりとした色がよく似合います。落ち着いた色でも地味にならず、洗練されたおしゃれな雰囲気になるのが特徴です。ベーシックカラーは濃いベージュやブラウンのほか、カーキーも得意です。
<似合うメイク>
メイクもシックな印象を活かし、落ち着いた大人っぽいテイストがよく似合います。深みのあるブラウンやオレンジ、ベージュ・ゴールドのアイメイクを中心に、統一感のあるカラーでまとめるのがおすすめです。
オレンジ系の濃い赤、ブラウン・ベージュ系、サーモンピンクのリップでポイントを作りましょう。青みの強い色や鮮やかな色は不健康に見えたり、顔がぼやけて見えてしまったりするので注意しましょう。
ウインター(ブルーアンダートーン)

青みがかった肌で、きりっとしたシャープな印象です。肌は色白・色黒どちらもいますが、肌に赤みが出る場合もあります。目や髪は真っ黒で、瞳の印象が強いです。
はっきりとしたメリハリのある色、ビビットカラーがよく似合います。強い色でも色に負けることがなく、クールで存在感のある印象になるのが特徴です。モノトーンが得意で、コントラストのある組み合わせがシャープな印象を引き立てます。
<似合うメイク>
メイクも、メリハリのあるクールなテイストがよく似合います。グレーやブラックなどの強い色で目元を強調したメイクや、ボルドーのリップをポイントにしたメイクなど、どこかにポイントを作りましょう。
青みのあるピンクもよく似合うので、チークやリップにおすすめです。黄みの強い色や淡い色は顔色が悪く見えたり、垢抜けない印象になってしまったりするので注意しましょう。
パーソナルカラーの自己判断は難しい?
なぜなら、自分の目や髪の色を客観的に把握している人は少ないからです。特に目の色は他の人と比べてみたことがない人が多いので、答えに戸惑ってしまいがちです。
またブラウン~ブラックの微妙な色のニュアンスがわからないと、自分の目の色がどの色に当てはまるかわかりづらいでしょう。
そのようなときには、家族や友人と一緒に質問に答えてみるといいでしょう。自分では客観的にわからない部分に関して意見をもらえたり、実際に比べてみたりすることができます。
パーソナルカラーがわからない人の簡単な見分け方は?
色を当てて確認する
ゴールドが馴染んで肌がつややかに見える人はイエローアンダートーン、シルバーが馴染んで肌に透明感が出る人はブルーアンダートーンの可能性が高いです。
手だけでなく、顔回りでも試してみるといいでしょう。クマやシミ・たるみなどが気にならない方の色が、自分に似合うアンダートーンです。
血管の色を確認する
肌の色味だけでは黄みが強いのかわかりづらいですが、血管を見ることで肌の黄みが影響して緑っぽくなっているかどうかを見ることができます。
目・髪・唇の色を確認する
見分ける際には、なるべくわかりやすい環境が大事です。メイクを落としたスッピンの状態で、白い電気または太陽光のもとで、白い服を着た状態が望ましいです。
パーソナルカラーの活用方法3個

1. パーソナルカラーを身につけ、自分の魅力を活かす
特に顔回りに自分の似合うカラーを持ってくることで肌が整って見え、ベースメイクを作りこむ必要がありません。
それまでなんとなく選んでいた色を、パーソナルカラーに合わせた色にするだけでOKです。すべてをパーソナルカラーにしなくても、リップだけ取り入れたり、大事な日にはパーソナルカラーを意識したりするだけでも、自分らしい魅力を活かせます。
2. 見せたいイメージに寄せる
4タイプそれぞれのイメージはありますが、なりたいイメージに寄せるためにもパーソナルカラーを活用できます。
例えば明るいフレッシュなイメージのスプリングの人が、頼りがいを持たれたいとウインターカラーのスーツを身につけると、顔と馴染まず派手な印象になってしまいます。
スプリングカラーのベージュのスーツに明るいカラーのシャツを取り入れれば、明るい印象のままきっちりとした雰囲気を演出できます。
自分の魅力を活かしつつ、見せたいイメージに寄せていきましょう。
3. 好きな色をより魅力的に使う
自分の好きな色は取り入れたまま顔回りにだけパーソナルカラーを持ってきたり、リップの色だけ変えたりするのがおすすめです。少しだけパーソナルカラーを取り入れることで、好きな色をより魅力的に使うことができます。
また、パーソナルカラーを知ることで色の細かなニュアンスを理解できるようになります。
ベージュやブラウンなどのベーシックカラーを選ぶ際に、パーソナルカラーに合ったものを選ぶようにしましょう。ベーシックカラーがパーソナルカラーに合っていることで、ポイントに入れた好きな色が自分に馴染みやすくなります。