防災グッズで本当に必要なものリスト一覧!非常持ち出し袋

防災グッズで本当に必要なものリスト一覧!非常持ち出し袋

災害は時と場所を選びません。防災グッズは災害時に自らの命を守り・つなぐものです。
ただ、防災グッズと言っても災害の種別、被災した場所・時期(季節)・地域や、被災された方の性別・年齢などによって必要なものは変わります。
多くの方にとって必要なものに加えて、人によっては必要なものも紹介します。

防災グッズの3分類

防災グッズは大きく分けて3つの種類に分類されます。「非常持ち出し品」「備蓄品」「携帯品」の3つです。

(1)非常持ち出し品

被災したときに自宅(会社など)から避難場所に持ち出し可能な必要最低限の生活用品です。すぐに持ち出せるように日頃からの準備が必要です。
概ね15点から30点くらいの飲料水・食料・衛生用品・医療品・小型電化製品を中心とした非常用携帯品を、持ち出しやすいリュックに収納したセット品です。リュックの材質は日本防火協会の規格認定品のものが主流です。

(2)備蓄品

被災直後はスーパーやコンビニが営業できないことを想定して、避難先で過ごす数日、インフラの復旧や救護支援が到着するまでの3日間を想定した物量だけを備えます。(防災用備蓄品)

(3)携帯品

普段からカバンやポケットにいれて持ち歩き、災害発生時に役立つ物資です。水・携帯食・懐中電灯・筆記用具・マスクなどが含まれます。


避難所で自分の身を守るために最も重要な「非常持ち出し袋」、生き延びるための「備蓄品」「携帯品」について、中身をより詳しく見ていきましょう。

防災グッズで本当に必要なものリスト[非常持ち出し袋]

防災グッズで本当に必要なものリスト[非常持ち出し袋]

非常持ち出し袋の中に入れるもので、防災グッズとして本当に必要なものリストを紹介します。

1人あたり1日3Lを必要としますが、持ち出しは最低一人1.5L分を確保します。
ペットボトル水、 浄水器、 水筒、野菜ジュース(栄養補填)など。非常用浄水器は、水道水や雨水を安全な飲料水に変えることができるのでおすすめです。

食料

1人あたり1日3食分を目安に、 最低3日分を確保します。レトルト食品、缶詰、 乾パン、 アルファ米など。
カロリーが高いものを選ぶようにしましょう。開けやすく、温めなくても食べられるものが便利です。

情報

携帯ラジオ、 携帯電話、 充電器、 電池、メモ用紙、マジックなどの筆記用具。
ラジオは災害時の情報収集に必須です。携帯電話は充電の持ちが短いため、充電器やモバイルバッテリーはとても重要です。さらに携帯電話がつながらない時、公衆電話用に10円・100円の小銭も用意します。

装備

防災用ヘルメット、軍手、運動靴、ホイッスル、ゴーグル、懐中電灯、レインコートなど。
防災用ヘルメットは、 頭部への怪我を、ゴーグルは目を防ぐために重要です。軍手や運動靴は避難時や救助活動時に役立ちます。懐中電灯は、停電時に明かりを確保するために必要です。

道具

カッターナイフ、作業用手袋、ポリ袋、 ロープ、救急セットなど。
カッターナイフは、 段ボールなどを切る際に役立ちます。ロープは災害時の救助や避難はしごの代替え、怪我をした人を運ぶ際に必要です。

救急

救急セット:消毒液・脱脂綿・ガーゼ・絆創膏・包帯・三角巾、毛抜き(とげ抜き)。常備薬や持病の薬(風邪・頭痛・腹痛・痛み止めなど)など。
救急セットは災害時の怪我の応急処置に備えたものです。

衛生

マスク、トイレ用凝固剤、 除菌シート、 ウェットティッシュ、タオルなど。
マスクは粉塵やばい煙から身を守るために必要です。除菌シートやウェットティッシュは、手洗いできない時でも清潔を保つために役立ちます。

防寒

使い捨てカイロ、ブランケット、帽子、手袋など。
災害発生時は、 寒さ対策が重要です。防寒具は、温かい素材を選びましょう。

その他

現金、 貴重品、眼鏡(コンタクトレンズ)、 ポリ袋、ブルーシート、ライター、ガムテープ(養生テープ)、歯ブラシ・歯磨き粉、 着替えなど。
必要なものは事前にリスト化しておきましょう。

おすすめ防災グッズ

防災グッズで本当に必要なものリスト[備蓄品]

防災グッズで本当に必要なものリスト[備蓄品]

自宅などに備蓄する防災グッズで、本当に必要なものリストを紹介します。

1人あたり1日3Lを目安に、 最低1週間分を確保します。ペットボトル水、 備蓄水、 浄水器など。
備蓄水は、長期保存可能な水です。保存水の保存期限は概ね5〜7年を目安にしてください。浄水器は水道水や雨水を安全な飲料水に変えることができます。

食料

1人あたり1日3食分を目安に、 最低1週間分を確保します。レトルト食品、缶詰、乾パン、 アルファ米、 ビスケット、チョコレートなど。
開けやすく、温めなくても食べられるものが便利です。レトルト食品や缶詰の保存期限は概ね1年半〜3年を目安にしましょう。

情報

ラジオ、充電器、電池、 手回し充電ラジオ、 モバイルバッテリーなど。
ラジオは災害時の情報収集に必須です。充電器やモバイルバッテリーは、 携帯電話の充電を確保するために必要です。

装備

軍手、ゴーグル、懐中電灯(電池多め)、レインコート、 防災シートなど。
軍手は避難時や救助活動時に役立ちます。防災シートは、雨風や寒さから身を守るために役立ちます。

道具

ランタン、 ナイフ、工具、ロープなど。工具は例えば、シャベル、バール、ハンマー、ノコギリなどです。

救急

持病薬・常備薬、体温計、毛抜きなど。避難所の病気や怪我に備えます。

衛生

マスク、簡易トイレ、トイレ用凝固剤、ポリ袋、除菌シート・スプレー、ウェットティッシュ、タオル、石鹸・ハンドソープなどです。
水道が使えない避難所生活を予測して簡易トイレと、汚物やゴミを清潔に処理できるポリ袋(できれば大中小)は重要です。タオルは多めに用意します。汚れのふき取りや怪我の手当などにも使用できます。

防寒

毛布、ブランケット、寝袋、 厚手のジャンパー、 帽子、手袋、 湯たんぽ、使い捨てカイロなど。災害発生時は、 寒さ対策が重要です。

その他

ブルーシート(レジャーシート)、燃料、マッチ、ライター、 簡易ガスコンロ、 鍋、 食器、 食器用洗剤など。
ブルーシートは敷くだけでなく、人目を避けるプライベート保護にも使用できます。簡易ガスコンロは停電時やガスが止まった時に調理したり暖を取ったりするのに役立ちます。

おすすめ防災グッズ

防災グッズで本当に必要なものリスト[携带品]

防災グッズで本当に必要なものリスト[携带品]

持ち歩く防災グッズで、本当に必要なものリストを紹介します。

持ち運ぶ場合は、500ml程度が目安。移動するときに水筒などを携帯しましょう。水分補給に役立ちます。

食料

バランス栄養食、チョコレート、ナッツ、クッキーなど。小腹が空いた時に役立ちます。栄養補給になり、長期保存可能なものを選びましょう。

情報

携帯電話、 充電器、 モバイルバッテリー、携帯ラジオ、メモ帳、ペン、身分証明書など。
災害情報を知るために携帯電話やラジオが必要になります。メモ帳は誰かに連絡を残すときにも役立ちます。

装備

ホイッスル、懐中電灯(ペンライト・LEDライト)。
ホイッスルは緊急時、人に知らせることで助けを求めることができます。懐中電灯・ライト類は夜間の避難時や救助活動時に役立ち、怪我防止にもなります。

救急

絆創膏、包帯、常備薬。急な怪我や病気に備えます。

衛生

マスク、除菌シート、 ウェットティッシュ、タオル、簡易トイレ、ポリ袋など。
ウェットティッシュは手洗いできない時でも清潔を保つために役立ちます。マスクは粉塵・煙や感染症防止のために携帯しましょう。

防寒

薄手のジャンパー、 雨具、帽子、手袋、 カイロなど。防寒具は、コンパクトで持ち運びやすいものを選びましょう。

その他

現金、貴重品、眼鏡、時計など。必要なものは事前にリスト化しておきましょう。

おすすめ防災グッズ

防災グッズでいらなかったもの5個

必要なものリストに挙げているものもありますが、実際の被災者から防災グッズでいらなかったという声があったものを紹介します。災害の内容にもよるため、状況に応じて判断してください。

1. ロープ

用途が多様で使い方次第では役に立ちますが、災害時に普段使っていない人が使おうとしても有効に使えません。救助や梱包などでも出番がないことが多くなります。

2. 乾パン

小腹を満たすには良い食事ですが、食べると喉がかわき、水分がほしくなります。そのため、その他の栄養食が好まれる傾向にあります。また、避難所ではおにぎりやパンが配給されることが多く、必要とされることが少なくなります。

3. ろうそく

転倒したら火災になる可能性があり、危険です。非常時の明かりであれば小型LEDライトやランタンで十分に代用できます。

4. コンパス

コンパスは方位を測定するものですが、地図上での正確な位置関係がわかっていないと役に立たないため、使う場面がありません。避難経路を探すときにも使えないでしょう。

5. テント

避難所で生活する場合、大きなテントは使うことがありません。また他の人と離れて生活してしまうと、犯罪に巻き込まれるおそれがあるため、利用には注意が必要です。小さなテントであれば、プライバシーを守るために屋内で役立つことがあります。

乳児がいる場合の防災グッズ

粉ミルク、哺乳瓶、離乳食、紙おむつ、おしりふき、抱っこ紐など。
乳児がいる場合は、ミルクやおむつなど、日頃のお世話で使うものを十分に用意しておきましょう。 粉ミルクや離乳食は、 長期保存可能なものを選ぶようにしましょう。

女性の場合の防災グッズ

生理用品、簡易更衣室(着替えテント)、防犯ブザー、髪の毛をまとめるゴム、化粧品など。 女性は、生理用品など女性特有の備品が必要です。また、プライバシーを守るための簡易更衣室や、何かあったときのための防犯ブザーを用意したり、1人で出歩かないように注意して行動したりすることも重要です。

高齢者の場合の防災グッズ

介護用品、紙おむつ、入れ歯、補聴器など。
介護用品や日頃飲んでいる薬などは忘れずに持ち出しましょう。 また寒い季節の場合、温かい服も高齢者の体調管理に役立ちます。

季節別の防災グッズ

季節によって気温や天候が異なり、必要となる防災グッズも変わります。季節に合った用意も意識して準備しましょう。

防災グッズの具体例
春・秋:ジャンパー、レインコート、目薬、鼻炎薬
夏:帽子、日焼け止め、保冷剤、塩タブレット、経口補水液
冬:毛布、防寒着、カイロ、手袋、帽子、靴下

春・秋は、時間帯によって暑くなったり寒くなったりするため、気温の変化に対応できる服装が必要です。また、天候が変わりやすいため、レインコートもあったほうがいいでしょう。花粉が多くなる時期でもあるため、目薬や鼻炎薬も用意しておくと安心です。
夏は熱中症対策が重要です。 帽子や日焼け止め、保冷剤、塩分タブレットなど、 熱中症対策グッズを忘れずに用意しましょう。
冬は毛布、防寒着、カイロ、手袋、帽子、靴下など冬は寒さ対策が重要です。防寒対策グッズをしっかりと用意しておきましょう。

災害発生時にやるべきこと4つ

災害発生時にやるべきこと4つ

1. 自分の身の安全を確保する

落ち着いて状況を把握し、 身の安全を第一に考えましょう。周囲の状況をよく確認し、 危険な場所から離れましょう。
地震なら高台や頑丈な建物へ、津波ならすぐに高い場所へ、火災なら風上へ避難してください。
地域の避難場所や経路を事前に確認しておくと安心です。頭部や顔面を保護するために、 可能であれば防災用ヘルメットを着用しましょう。

2. 周囲にある火の始末や消火を行う

火災は二次災害を引き起こす可能性があります。火の始末や消火は、安全を確保してから行いましょう。近くに消火器があれば、 使用方法を確認し消火を試みましょう。
まだ火災が起きていない場合は、ガスの元栓を閉め、ブレーカーを落とし、二次災害を防ぎましょう。

3. 家族や周りの人の無事を確認し、 怪我人がいれば助ける

家族や周りの人が無事かどうかを確認しましょう。怪我人がいれば応急処置を行い、 必要があれば救急隊に通報しましょう。
助けが必要な人がいれば、 積極的に手を 差し伸べましょう。自分だけで難しい場合は、近隣の人へ助けを求めてください。

4. 必要があれば安全な場所へ避難する

避難指示が出された場合は、 指示に従って安全な場所へ避難しましょう。避難する際は、持ち出し袋や携帯品を忘れずに持ち出し、安全に配慮して行動しましょう。
避難場所では周りの人と協力し、 冷静に状況を判断しましょう。
避難や帰宅のタイミングは、自治体からの指示に従うことが重要です。

災害に備えて防災グッズの準備を

災害はいつ起こるか分かりません。 日頃から防災意識を持ち、 万が一に備えておくことが大切です。
今回紹介した防災グッズリストを参考に、自分に必要なものを揃えて、安全に過ごせるよう備えましょう。そして、災害発生時には冷静に行動し、 自分の身と大切な人の命を守ってください。

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